鉄甲てつかぶと)” の例文
土堤の右手のほりのようなところから、鉄甲てつかぶとをかぶった水色羅紗の兵士が一人携帯電話機の受話器だけを持っておどり出し、大喝一声
火は、本丸のたちにも燃え移っていた。大廂おおびさし雨樋といはしる火のはやさといったらない。長政は、そのあたりをくぐって来る一隊の鉄甲てつかぶとをみとめて
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
外国製の鉄甲てつかぶととピストルに
原爆詩集 (新字新仮名) / 峠三吉(著)