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担
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か
ふりがな文庫
“
担
(
か
)” の例文
旧字:
擔
細川は自分の竿を
担
(
か
)
ついで
籠
(
びく
)
をぶらぶら下げ、浮かぬ顔をして、我家へと帰った。この時が四時過ぎでもあろう。家では老母が糸を
紡
(
ひ
)
いていた。
富岡先生
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
蝙蝠
(
こうもり
)
が飛び出して、あっちこっちで長い
竹棹
(
ものほしざお
)
を持ちだして騒ぐ
黄昏
(
たそがれ
)
どきに、とぼとぼと、汚れた白木綿に鼠の描いてある長い旗を
担
(
か
)
ついで、白い脚絆
旧聞日本橋:14 西洋の唐茄子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
彼の父は尻を
端折
(
はしょ
)
って、
鍬
(
くわ
)
を
担
(
か
)
ついだまま庭へ飛び下りるから、何をするのかと思って、
後
(
あと
)
から
跟
(
つ
)
いて行こうとすると、父は敬太郎に向って、御前はそこにいて、時計を見ていろ
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
公卿輩
(
くげばら
)
の
公達
(
きんだち
)
なかまでは、やごとなき
摂家
(
せっけ
)
の姫君をすら、
萩
(
はぎ
)
すすきの野ずえに
担
(
か
)
き盗み出しまいらせて、朝月のほの白むまで、露しとどな目にお遭わせして、
人目
(
ひとめ
)
密
(
ひそ
)
に、帰しまいらせたとか。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
山笠の太い
担
(
か
)
き棒をはげしく叩きつけられて、こちらの山笠は、危うく横だおしになるところであった。
放
(
ほ
)
っておけば倒れた。ほとんど、地につきそうになったところを、やっと押し返した。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
“担”の解説
担(たん dàn、本来は擔)は、中国の伝統的な質量の単位である。
1担は100斤と定義されているが、1斤の定義が国によって異なるため、1担の大きさもそれによって異なる。中国大陸の市制ではちょうど50 kg、香港では60.478982 kg、台湾の台制では日本の尺貫法に従い、ちょうど60 kgとなる。
(出典:Wikipedia)
担
常用漢字
小6
部首:⼿
8画
“担”を含む語句
荷担
差担
担桶
荷担夫
担売
加担
担架
引担
加担人
担保
担夫
担棒
担荷
担込
御幣担
石担
担人
担当
一担
分担
...