“かつい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
褐衣33.3%
16.7%
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
所で僕は発身ほつしんして商人あきんどと宗旨を換え、初めは資本もとでが無いから河渫ひの人足に傭はれた事もある。点灯会社に住込んで脚達きやたつかついで飛んだ事もある、一杯五厘のアイスクリームを売つた事もある。
貧書生 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
褐衣かついの人はいった。
蓮花公主 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
包み與ふるほどに六個むたりの者は管伴ばんたうを經て禮を演べ早用なしと忠兵衞がいへるにいづれもから釣臺をかついで本町へと歸りける跡に忠兵衞懷中ふところより金子二百兩取出とりいだし此方ののぞみに縁談えんだん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見ても海軍原で殺して築地三丁目の河岸へ捨るに一町もほかかついで行く筈もなし(大)夫では家の内で殺したのか(谷)まあ聞たまえと云うのに
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)