“鳴門蜜柑”の読み方と例文
読み方割合
なるとみかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大原君、サアこの菓物くだものを取り給え。名物揃いだ。枇杷びわの方は有名な房州南無谷なむやの白枇杷だし、だいだいのようなのは淡路あわじ鳴門蜜柑なるとみかんだ。好きな方を
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
されど鳳梨パインアップルを求め置きしが気にかかりてならぬ故休み休み写生す。これにて菓物帖くだものちょう完結す。始めて鳴門蜜柑なるとみかんを食ふ。液多くして夏橙なつだいだいよりも甘し。今日の番にて左千夫来る。午後四時半また服剤。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)