“あななす”の漢字の書き方と例文
語句割合
鳳梨100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もちろん、蕃地の南洋でも、鳳梨あななすの実が幾度か熟し無花果いちじくの花が幾度か散った。そして老年の麝香猫や怪我をした鰐が死んだりした。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
門司ではバナナや鳳梨あななすの匂を嗅ぎながら税関の前に出るとすぐ煤烟のなかを小蒸汽に乗つて関門海峡を渡つたので都会と云ふ印象よりも殖民地といふ感が強かつた、究竟つまり
新橋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)