“捩込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねじこ50.0%
ねぢこ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ええ……左様だ……貴方がたの父親さんは、こう大きなをして、一ぱい書籍捩込んでは歩かっせる人で……」
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
長州の下ノ関では和蘭船を撃つばかりでなく、その亜米利加の軍艦にも発砲すれば、英吉利の軍艦にも発砲するとうようなけで、到頭その尻と云うものは英仏蘭米四ヶ国から幕府に捩込んで
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
が、何程捩込んで行つても圭一郎の妄執の醒めさうもないのを看破つたG師の、逃げるものを追ひかけるやうな念はて事切れた。
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
やかましい問屋のお婆さんがそれを言附けに捩込んで來たといふことでした。で、私は懲らしめの爲に、そのまゝ庭に立たせられました。