トップ
>
捩込
>
ねじこ
ふりがな文庫
“
捩込
(
ねじこ
)” の例文
「ええ……
左様
(
さよう
)
だ……貴方がたの父親さんは、こう大きな
懐
(
ふところ
)
をして、一ぱい
書籍
(
ほん
)
を
捩込
(
ねじこ
)
んでは歩かっせる人で……」
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
長州の下ノ関では
只
(
ただ
)
和蘭
(
オランダ
)
船を撃つばかりでなく、その
後
(
のち
)
亜米利加
(
アメリカ
)
の軍艦にも発砲すれば、
英吉利
(
イギリス
)
の軍艦にも発砲すると
云
(
い
)
うような
訳
(
わ
)
けで、
到頭
(
とうとう
)
その尻と云うものは英仏蘭米四ヶ国から幕府に
捩込
(
ねじこ
)
んで
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「ナニ、構いませんから、新聞に包んで私の
懐中
(
ふところ
)
へ
捩込
(
ねじこ
)
んで下さい」
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
当屋敷は由緒ある拝領屋敷なるゆえ、主人島原藩主より御払下を願う、
此方
(
こっち
)
へ
御譲渡
(
ごじょうと
)
し下されいと
捩込
(
ねじこ
)
んで来たから、私は
一切
(
いっさい
)
知らず、この地所のむかしが
誰
(
たれ
)
のものでありしや
夫
(
そ
)
れさえ心得て居ない
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
捩
漢検1級
部首:⼿
10画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“捩”で始まる語句
捩
捩上
捩向
捩子
捩伏
捩取
捩合
捩放
捩斷
捩付