“捩伏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねぢふ50.0%
ねじふ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と満枝の手首にすがれるまま、一心不乱の力をきはめて捩伏ねぢふ捩伏ねぢふせ、仰様のけざま推重おしかさなりてたふしたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「何とすごからう。奴を捩伏ねぢふせてゐる中にあし掻寄かきよせてたもとへ忍ばせたのだ——早業はやわざさね」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そのはずみに子供のように泣きだしていた。痴川は伊豆を捩伏ねじふせた。痴川は泣きじゃくり乍らいしだたみへごしごし伊豆の頭を圧しつけ、口汚くののしったり殴ったりした。
小さな部屋 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)