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掻寄
ふりがな文庫
“掻寄”の読み方と例文
読み方
割合
かきよ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かきよ
(逆引き)
遺書と聞いたとき良三郎はびくりと足を縮めた、それから起直って衿を
掻寄
(
かきよ
)
せ、暫く封書の裏表を眺めたのち、震える手でそれを披いた。
山椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
昔しの法令条目の枯葉を紙上に
掻寄
(
かきよ
)
せしとは殊にて、今は活溌々たる政界の運動、文学美術に係る新現象の批評など、彼此と結びあはせて、力の及ばん限り
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
なぜなら、彼女は自分の顔に砂のとびかかるのも知らぬ気に美しい爪を逆立てて
掻寄
(
かきよ
)
せていたのだ——。
鱗粉
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
掻寄(かきよ)の例文をもっと
(11作品)
見る
掻
漢検準1級
部首:⼿
11画
寄
常用漢字
小5
部首:⼧
11画
“掻”で始まる語句
掻
掻巻
掻込
掻合
掻廻
掻消
掻口説
掻取
掻分
掻乱
“掻寄”のふりがなが多い著者
小金井喜美子
尾崎紅葉
蘭郁二郎
泉鏡花
森鴎外
永井荷風
山本周五郎