“ねじふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
捻伏80.0%
捩伏20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大鼻の頭に汗のたまを浮べながら、力一杯片膝下に捻伏ねじふせているのは、娘とも見える色白の、十六七の美少年、前髪既に弾け乱れて、地上の緑草りょくそうからめるのであった。
怪異黒姫おろし (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
と手を取って逆に捻伏ねじふせられたからおきる事が出来ません。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そのはずみに子供のように泣きだしていた。痴川は伊豆を捩伏ねじふせた。痴川は泣きじゃくり乍らいしだたみへごしごし伊豆の頭を圧しつけ、口汚くののしったり殴ったりした。
小さな部屋 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)