“拝眉”の読み方と例文
読み方割合
はいび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小生は先般、丸の内倶楽部くらぶ庚戌会こうぼくかいで、短時間拝眉はいびの栄を得ましたもので、貴兄と御同様に九州帝国大学、耳鼻科出身の後輩であります。
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
しかし「委細いさい拝眉はいびの上」とあるきりで、はっきりしたことは何も書いてなかった。ただ「次郎の行末とも、自然関係ある儀に付、云々うんぬん
次郎物語:02 第二部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
朶雲拝誦だうんはいしょう。老兄忽然こつぜんノ御出府、意外驚異つかまつり候。まず以テ御壮健ニ御座ナサレ賀シ奉候。折悪おりあシク昨年来房州ヘ遊歴留守中早速ニ拝眉はいびヲ得ズ、消魂ニ堪ヘズ候。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)