“はいび”の漢字の書き方と例文
語句割合
拝眉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先頃、柳原土手で、ちらと、お姿を拝したが、仔細しさいあって、わざと、お別れのご挨拶もせずに失礼した。近く、ご拝眉はいびの機を得て、万語ばんごび申しあげるつもり——
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
母は机の奥から屑籠をり出した。手紙の断片きれを一つ一つ床から拾って籠の中へ入れる。じ曲げたのを丹念に引き延ばして見る。「いずれ拝眉はいびの上……」と云うのを投げ込む。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
委細は拝眉はいびの日に。三月十九日。治拝。
(新字新仮名) / 太宰治(著)