“拝趨”の読み方と例文
旧字:拜趨
読み方割合
はいすう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは丁度その適例てきれいだった。堀尾君は今更拝趨はいすう面皮めんぴ無之候これなくそろと書いて恐惶頓首きょうこうとんしゅまことに申訳ない次第だった。
負けない男 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
そのコンスタンチン大帝の厚聘こうへいしりぞけてローマに拝趨はいすうせなんだり、素食そしょく手工で修業して百五歳まで長生したり、臨終に遺言してその屍の埋地を秘して参詣の由なからしめ
右の如く謡曲会、俳句会、短歌会、新体詩会等、会の連発にて当分の間は、のべつ幕無しに出勤致しそろ為め、不得已やむをえず賀状を以て拝趨はいすうの礼に候段そろだん不悪あしからず御宥恕ごゆうじょ被下度候くだされたくそろ。……
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)