“はいすう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
拝趨83.3%
拜趨16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右の如く謡曲会、俳句会、短歌会、新体詩会等、会の連発にて当分の間は、のべつ幕無しに出勤致しそろ為め、不得已やむをえず賀状を以て拝趨はいすうの礼に候段そろだん不悪あしからず御宥恕ごゆうじょ被下度候くだされたくそろ。……
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
日頃の御恩顧ごおんこに甘えて、真直ぐに、御当家に拝趨はいすういたした次第でござりますが——一松斎、年来の情誼じょうぎを忘れ、それがしを破門同様に扱いました限りは、拙者も意気地として、どうあっても
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
げにや榮華は夢かまぼろしか、高厦かうか十年にして立てども一朝の煙にだも堪へず、朝夕玉趾ぎよくし珠冠しゆくわん容儀ようぎたゞし、參仕さんし拜趨はいすうの人にかしづかれし人、今は長汀ちやうていの波にたゞよひ、旅泊りよはくの月に跉跰さすらひて
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)