断片きれっぱし)” の例文
旧字:斷片
路傍の石の不器用な断片きれっぱしを、七つ八つ並べて三、四寸の高さと見ず、一万尺と想ってみたまえ、凸凹たかひくもあれば、※皺ひだもあり、断崖もあって、自らなる山性をっている、人間の裳裾もすそに通う空気は
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)