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破片
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はへん
ふりがな文庫
“
破片
(
はへん
)” の例文
鍬
(
くは
)
を
擔
(
かつ
)
いで
遺跡
(
ゐせき
)
さぐりに
歩
(
ある
)
き、
貝塚
(
かひづか
)
を
泥
(
どろ
)
だらけに
成
(
な
)
つて
掘
(
ほ
)
り、
其
(
その
)
掘出
(
ほりだ
)
したる
土器
(
どき
)
の
破片
(
はへん
)
を
背負
(
せお
)
ひ、
然
(
さ
)
うして
家
(
いへ
)
に
歸
(
かへ
)
つて
井戸端
(
ゐどばた
)
で
洗
(
あら
)
ふ。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
しかし、べつに、ガラスの
破片
(
はへん
)
が
飛
(
と
)
んでいる
気
(
き
)
はしなかったので、そうでないとわかったから、そのままあちらへゆこうとしたのです。
おさくの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私たちの乗った車は、空中にまい上ったA型人造人間の
破片
(
はへん
)
が、まだ地上におちない先に、国境向けて、
疾走
(
しっそう
)
を始めたのであった。
人造人間の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ガラガラとガラスの
破片
(
はへん
)
のとびちる音が
気味悪
(
きみわる
)
くひびいた。
同時
(
どうじ
)
にくるいたったくまは
一声
(
ひとこえ
)
高くうなると、自分を目がけてとびかかってきた。
くまと車掌
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
もっとも
墓場
(
はかば
)
だとか、その
他
(
ほか
)
の
場所
(
ばしよ
)
に
完全
(
かんぜん
)
な
土器
(
どき
)
が
埋
(
うづ
)
もれてゐることもありますが、
私共
(
わたしども
)
の
發見
(
はつけん
)
するのは
多
(
おほ
)
くは
破片
(
はへん
)
です。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
▼ もっと見る
書斎
(
しょさい
)
にかけこむと、庭に
面
(
めん
)
した三つの窓のうち二つが、めちゃくちゃにガラスをたたき
割
(
わ
)
られていて、
床
(
ゆか
)
いちめんに、ガラスの
破片
(
はへん
)
がちらばっていた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
それから
穴
(
あな
)
に
硝子
(
がらす
)
の
破片
(
はへん
)
でふたをし、上に
砂
(
すな
)
をかむせ地面の他の部分とすこしもかわらないようにみせかける。
花をうめる
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
みじんになった
陶物
(
すえもの
)
の
破片
(
はへん
)
を越えて、どッ、
泉
(
いずみ
)
をきったような
清水
(
しみず
)
があふれだしたことはむろんだが、
猫
(
ねこ
)
もでなければ
呂宋兵衛
(
るそんべえ
)
の
正物
(
しょうぶつ
)
もあらわれなかった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鎔岩
(
ようがん
)
は
種々
(
しゆ/″\
)
の
形體
(
けいたい
)
となつて
噴出
(
ふんしゆつ
)
せられる。
先
(
ま
)
づ
火山灰
(
かざんばひ
)
の
外
(
ほか
)
に、
大小
(
だいしよう
)
の
破片
(
はへん
)
が
抛
(
な
)
げ
出
(
だ
)
される。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
更
(
さら
)
に
新式魚形水雷
(
しんしきぎよけいすいらい
)
の
實力
(
じつりよく
)
如何
(
いか
)
にと、
艇
(
てい
)
は
海底
(
かいてい
)
を
龍
(
りよう
)
の
如
(
ごと
)
く
疾走
(
しつさう
)
しつゝ
洋上
(
やうじやう
)
の
巨巖
(
きよがん
)
目掛
(
めが
)
けて
射出
(
ゐいだ
)
す
一發
(
いつぱつ
)
二發
(
にはつ
)
、
巨巖
(
きよがん
)
碎
(
くだ
)
け
飛
(
と
)
んで、
破片
(
はへん
)
波
(
なみ
)
に
跳
(
をど
)
つた。
忽
(
たちま
)
ち
電光艇
(
でんくわうてい
)
の
甲板
(
かんぱん
)
には
歡呼
(
くわんこ
)
の
聲
(
こゑ
)
が
起
(
おこ
)
つた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
そのとき、はずみで御輿が大きく傾いたが、私は右足に鋭い痛みを感じてよろめいた。私はそこに落ち散っていた
硝子
(
ガラス
)
の
破片
(
はへん
)
を踏みつけてしまったのである。血がなかなか止まらなかった。
桜林
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
楽慾
(
げうよく
)
の
破片
(
はへん
)
の
砲弾
(
たま
)
ぞ
慄
(
わなゝ
)
ける。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
砧村
(
きぬたむら
)
の
途中
(
とちう
)
で
磨石斧
(
ませきふ
)
を
拾
(
ひろ
)
ひ、それから
小山
(
こやま
)
の
上
(
あが
)
り
口
(
くち
)
で、
破片
(
はへん
)
を
拾
(
ひろ
)
つたが、
既
(
も
)
う
此所
(
こゝ
)
までに五
里
(
り
)
近
(
ちか
)
く
歩
(
ある
)
いたので、
余
(
よ
)
は
少
(
すこ
)
しく
參
(
まゐ
)
つて
來
(
き
)
た。
探検実記 地中の秘密:05 深大寺の打石斧
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
すごい勢いでまわりに飛び散った艇の
破片
(
はへん
)
によって、不幸にも漂流器をこわされ、あるいは身体に
致命傷
(
ちめいしょう
)
をうけた人びとだった。
怪星ガン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
突然
(
とつぜん
)
「ブーウ。」と、
長
(
なが
)
いうなり
声
(
ごえ
)
をたて、トラックが、
原
(
はら
)
っぱの
中
(
なか
)
へ
入
(
はい
)
ってきました。
石
(
いし
)
の
破片
(
はへん
)
を
運
(
はこ
)
んできたのです。
白い雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ですから
私共
(
わたしども
)
は
石器時代
(
せつきじだい
)
の
遺蹟
(
いせき
)
に
行
(
い
)
つても、
土器
(
どき
)
を
熱心
(
ねつしん
)
に
採集
(
さいしゆう
)
し、
小
(
ちひ
)
さい
破片
(
はへん
)
でも
見遁
(
みのが
)
さぬように
注意
(
ちゆうい
)
してをります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
「スポーツマンシップに
欠
(
か
)
けるようですが、お考えどおり、ガラスの
破片
(
はへん
)
をよういさせましょう。目に見えない
怪物
(
かいぶつ
)
に、あばれられては
大変
(
たいへん
)
ですからな」
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
なんでたまろう、二
条
(
じょう
)
の
白虹
(
はっこう
)
、パッと火花をちらしたかと思うと、燕作の
鈍刀
(
なまくら
)
がパキンと折れて、
氷
(
こおり
)
のごとき
鋩子
(
きっさき
)
の
破片
(
はへん
)
、クルッ——と
虚空
(
こくう
)
へまいあがった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鎔岩
(
ようがん
)
の
破片
(
はへん
)
を
六里
(
ろくり
)
の
遠距離
(
えんきより
)
に
噴
(
ふ
)
き
飛
(
と
)
ばしたといふ、この
點
(
てん
)
に
就
(
つい
)
ての
記録保持者
(
きろくほじしや
)
である。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
有
(
あ
)
りますとも、
第
(
だい
)
一、
品川
(
しながは
)
の
近
(
ちか
)
くでは
有名
(
ゆうめい
)
な
權現臺
(
ごんげんだい
)
といふ
處
(
ところ
)
が
有
(
あ
)
ります。
其所
(
そこ
)
なんぞは
大變
(
たいへん
)
です、
這
(
こ
)
んな
破片
(
はへん
)
は
山
(
やま
)
の
樣
(
やう
)
に
積
(
つ
)
んで
有
(
あ
)
ります
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
かれは、こわれた釜のそばへかけより、ひざを折って
破片
(
はへん
)
をひろいあつめ、むだとは知りつつも、その破片をつぎあわしてみた。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
二日
(
ふつか
)
たっても、
三日
(
みっか
)
たっても、せがれの
乗
(
の
)
った
船
(
ふね
)
はもどってきませんでした。ある
日
(
ひ
)
のこと、その
船
(
ふね
)
の
破片
(
はへん
)
が
波
(
なみ
)
に
打
(
う
)
ち
寄
(
よ
)
せられて、
浜辺
(
はまべ
)
に
上
(
あ
)
がりました。
一本の銀の針
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私共
(
わたしども
)
が
石器時代
(
せつきじだい
)
の
遺蹟
(
いせき
)
を
探
(
さが
)
すには、
石器
(
せつき
)
に
眼
(
め
)
をつけるよりも、
田圃
(
たんぼ
)
の
中
(
なか
)
に
散
(
ち
)
らばつてゐる
土器
(
どき
)
の
破片
(
はへん
)
を
見
(
み
)
つけることが
一番
(
いちばん
)
の
早道
(
はやみち
)
だと
思
(
おも
)
はれるくらゐであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
ケンプ
博士
(
はくし
)
は、まだ
破
(
やぶ
)
られていない三つ目の
窓
(
まど
)
に目をはしらせると、ピストルをぶっ
放
(
ぱな
)
した。ガラスはたまに
撃
(
う
)
ちぬかれてひび割れ、三
角状
(
かくじょう
)
の
破片
(
はへん
)
となって内側へ落ちた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
筒の中の
火薬
(
かやく
)
が
破裂
(
はれつ
)
して、ドーン! とすさまじい火と
灰
(
はい
)
と
炸裂
(
さくれつ
)
した
物体
(
ぶったい
)
の
破片
(
はへん
)
を
舞
(
ま
)
いあげた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
貝層
(
かひそう
)
は
極
(
きは
)
めて
淺
(
あさ
)
いが、
其下
(
そのした
)
に
燒土
(
やけつち
)
の
層
(
そう
)
が
有
(
あ
)
つて、
其中
(
そのなか
)
に
少
(
すくな
)
からず
破片
(
はへん
)
がある。
幻翁
(
げんおう
)
の
言
(
げん
)
に
由
(
よ
)
ると、
香爐形
(
こうろがた
)
の
出
(
で
)
た
層
(
さう
)
と
同一
(
どういつ
)
だといふ。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
不思議にも硝子の
破片
(
はへん
)
は一向に飛んで来ません。別に何物も硝子窓にあたったように見えないのに、これは一体どうしたということでしょう。
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それはそうと、なにかこのあたりで、おもしろい
土器
(
どき
)
の
破片
(
はへん
)
か、
勾玉
(
まがたま
)
のようなものを
拾
(
ひろ
)
った
話
(
はなし
)
をききませんか。
銀河の下の町
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
這
(
こ
)
んな
事
(
こと
)
で一
向
(
かう
)
に
要領
(
えうりやう
)
を
得
(
え
)
ず、
山頂
(
さんてう
)
の
方
(
はう
)
では、
僅
(
わづ
)
かに
埴輪
(
はにわ
)
の
破片
(
はへん
)
(
雲珠
(
うず
)
、
鞆等
(
ともなど
)
)を
見出
(
みいだ
)
したのみ、それで
大發掘
(
だいはつくつ
)
の
第
(
だい
)
一
回
(
くわい
)
を
終
(
をは
)
つた。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
調べてみると、その窓硝子の
破片
(
はへん
)
は、室内には一つも残らず、全部
屋外
(
おくがい
)
にこぼれているのに気がつきました。どうして内側に破片が残らなかったか?
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
なるほど、トロッコの
通
(
とお
)
るレールから、そう
離
(
はな
)
れていないが、
工事場
(
こうじば
)
からはかなり
距
(
へだ
)
たった
草原
(
そうげん
)
の
中
(
なか
)
に、
石
(
いし
)
の
破片
(
はへん
)
が、
白
(
しろ
)
い
小山
(
こやま
)
のごとく
積
(
つ
)
み
重
(
かさ
)
ねてありました。
白い雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
笑
(
わら
)
ひ
事
(
ごと
)
では
無
(
な
)
い、
既
(
も
)
う
何
(
なに
)
か
出
(
で
)
ても
好
(
い
)
い
頃
(
ころ
)
だと、
心中
(
しんちう
)
いろ/\
苦悶
(
くもん
)
して
居
(
ゐ
)
るが
如何
(
どう
)
も
出
(
で
)
ない、
破片
(
はへん
)
、
獸骨
(
じうこつ
)
、そんな
處
(
ところ
)
しか
見出
(
みいた
)
さぬ。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
散らばった
幟
(
のぼり
)
の
破片
(
はへん
)
、まだぷすぷすといぶっている木材、なにを見ても胸がせまる。生きのこった団員は、どこにいるのであろうか。その姿が見えない。
爆薬の花籠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
白
(
しろ
)
い
石
(
いし
)
の
破片
(
はへん
)
に、
他
(
た
)
の
色
(
いろ
)
とまじって、ひときわ
白
(
しろ
)
く
光沢
(
こうたく
)
を
放
(
はな
)
ち、
塩
(
しお
)
などの
結晶
(
けっしょう
)
のように
見
(
み
)
えるのです。
方解石
(
ほうかいせき
)
だけは、
割
(
わ
)
っても、
割
(
わ
)
っても、四
角形
(
かくけい
)
に
割
(
わ
)
れる
特徴
(
とくちょう
)
を
有
(
ゆう
)
していました。
白い雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
破片
(
はへん
)
でも
報酬
(
ほうしう
)
は
與
(
あた
)
へると
云
(
い
)
つたのに、
出
(
で
)
た
破片
(
はへん
)
を、
彼等
(
かれら
)
が
隱
(
か
)
くす
必用
(
ひつよう
)
は
無
(
な
)
いのだから、
全
(
まつた
)
く
菱沼宅前
(
ひしぬまたくまへ
)
からは、
何
(
なに
)
も
出
(
で
)
なかつたのであらう。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
それは、たずねるマネキン人形の首の
破片
(
はへん
)
と思われるものが、なくなった男の死体のはいっていた
棺
(
かん
)
のうしろのところに、散らばって落ちていたことだ。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
月
(
つき
)
の
明
(
あか
)
るい
島
(
しま
)
では、その
夜
(
よる
)
も
少女
(
しょうじょ
)
は、
唄
(
うた
)
をうたいました。そして、
島
(
しま
)
をはなれて、
幾
(
いく
)
十
里
(
り
)
の
沖合
(
おきあ
)
いには、
船
(
ふね
)
の
破片
(
はへん
)
が
漂
(
ただよ
)
い、その
上
(
うえ
)
に
青
(
あお
)
い
鳥
(
とり
)
がとまって、
潮
(
しお
)
のまにまに
流
(
なが
)
されていました。
船の破片に残る話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
這
(
こ
)
んなのが
有
(
あ
)
りましたと
出
(
だ
)
して
見
(
み
)
せるのは、
彌生式土器
(
やよひしきどき
)
の
上部
(
じやうぶ
)
(第五圖參照)と
破片
(
はへん
)
澤山
(
たくさん
)
及
(
およ
)
び
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
底
(
ぞこ
)
である。
別
(
べつ
)
に
貝塚土器
(
かひづかどき
)
の
網代底
(
あじろぞこ
)
一
箇
(
こ
)
。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
そのあとに、ものすごい
破壊音
(
はかいおん
)
がつづいた。破壊音のするたびに、何物かの
破片
(
はへん
)
が、博士のところへとんできた。その合間に、砂のようなものが、滝のように降ってきた。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
家族
(
かぞく
)
と
共
(
とも
)
に
能
(
よ
)
く
遊
(
あそ
)
びに
行
(
ゆ
)
つて
居
(
ゐ
)
たが、
其時
(
そのとき
)
に、
今
(
いま
)
は
故人
(
こじん
)
の
谷活東子
(
たにくわつとうし
)
が、
畑
(
はたけ
)
の
中
(
なか
)
から
土器
(
どき
)
の
破片
(
はへん
)
を
一箇
(
ひとつ
)
拾
(
ひろ
)
ひ
出
(
だ
)
して、
余
(
よ
)
に
示
(
しめ
)
した。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
私が
呆然
(
ぼうぜん
)
としていますと、今度はガチャーンと
物凄
(
ものすご
)
い音がして、あの装置が破裂したんです。
真空管
(
しんくうかん
)
の
破片
(
はへん
)
が飛んできました。大きな廻転盤が半分ばかりもげて飛んでしまう。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
鶴見臺
(
つるみだい
)
の
各所
(
かくしよ
)
に、
地名表
(
ちめいへう
)
には
遺跡
(
ゐせき
)
として
記入
(
きにふ
)
あるが、
實際
(
じつさい
)
に
於
(
おい
)
て、
破片
(
はへん
)
一箇
(
ひとつ
)
見出
(
みいだ
)
さぬ
貝塚
(
かひづか
)
が
少
(
すくな
)
くない。(
大發掘
(
だいはつくつ
)
はせぬが)
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
丁度
(
ちょうど
)
その頃、捜査本部では、雁金検事と大江山捜査課長とが
六
(
むつ
)
ヶ
敷
(
し
)
い顔をして向いあっていた。机の上には、青竜王が痣蟹の洋服の間から見付けた建築図の
破片
(
はへん
)
が
載
(
の
)
っていた。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その
他
(
た
)
からは、一
向
(
かう
)
珍品
(
ちんぴん
)
が
出
(
で
)
ぬ。
破片
(
はへん
)
は
多
(
おほ
)
いけれど、
繼
(
つ
)
いで
見
(
み
)
る
樣
(
やう
)
なのは
出
(
で
)
ぬ。
中食後
(
ちうじきご
)
に、
余
(
よ
)
は、
土瓶
(
どびん
)
の
口
(
くち
)
の
上下
(
うへした
)
に、ツリを
取
(
と
)
つた
破片
(
はへん
)
を
出
(
だ
)
した
位
(
くらゐ
)
。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
化物が
硝子
(
ガラス
)
窓を破って外へ飛びだしたときに、
剃刀
(
かみそり
)
よりも鋭い角のついた
硝子
(
ガラス
)
の
破片
(
はへん
)
でわれとわが皮膚を傷つけたのです。そして
剥
(
む
)
けた皮膚の一部がこの
白毛
(
しらげ
)
みたいなものなのです。
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
其人
(
そのひと
)
に
問
(
と
)
うて
見
(
み
)
ると、
自分
(
じぶん
)
の
持地
(
もちち
)
からは
澤山
(
たくさん
)
破片
(
はへん
)
が
出
(
で
)
るが、
未
(
ま
)
だ
誰
(
たれ
)
も
發掘
(
はつくつ
)
した
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
いといふ。
然
(
さ
)
らば
近日
(
きんじつ
)
發掘
(
はつくつ
)
をさして
呉
(
く
)
れと
其場
(
そのば
)
で
手金
(
てきん
)
を
打
(
う
)
つた。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
機械人間の
破片
(
はへん
)
は、こちらへもものすごい勢いで飛んで来たのだから、もし博士や少年たちが、機械人間の中へはいっていなければ、その爆風や断片で、大けがをしたにちがいない。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それで『
這
(
こ
)
んな
破片
(
はへん
)
を
貰
(
もら
)
つても
好
(
え
)
えかね』と
問
(
と
)
うて
見
(
み
)
ると『そんな
物
(
もの
)
ならいくらでも
持
(
も
)
つて
行
(
ゆ
)
きねえ』といふ。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
右足の
踵
(
かかと
)
に
微傷
(
びしょう
)
を負ったが、それは
折柄
(
おりから
)
丁度
(
ちょうど
)
、英軍の高射砲が
襲来独機
(
しゅうらいどくき
)
を射撃中であって、その高射砲弾の
破片
(
はへん
)
が、この
碩学泰斗
(
せきがくたいと
)
の右足に当り、呪いにみちた傷を負わしめたのであった。
独本土上陸作戦:――金博士シリーズ・3――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
余
(
よ
)
が
出
(
だ
)
した
破片
(
はへん
)
の
内
(
うち
)
に、
内模樣
(
うちもやう
)
のある
土器
(
どき
)
の
内部
(
ないぶ
)
に
把手
(
とツて
)
を
有
(
ゆう
)
するのがある。これなぞも
珍品
(
ちんぴん
)
に
數
(
かぞ
)
ふべしだ。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
“破片”の意味
《名詞》
壊れたもののかけら。
(出典:Wiktionary)
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
“破片”で始まる語句
破片岩
破片等