“物体”のいろいろな読み方と例文
旧字:物體
読み方割合
ぶったい42.9%
もの28.6%
もったい14.3%
もつたい14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まちへくると、いつものごとく、トラック、自転車じてんしゃ自動車じどうしゃはしっていました。さんさんたる太陽たいようが、あらゆる地上ちじょう物体ぶったいひかりなかにただよわせていました。
太陽と星の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
染八の肩から、こう蹴鞠けまりまりのような物体ものが、宙へ飛びあがり、それを追って、深紅の布が一筋、ノシ上がった。切り口から吹き上がった血であった。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
(チョコレエトを一匙飲む。物体もったいらしく。)
烟草をしづかゆつくり吸ひ込み、軽い穏な雲を吹き出し、時としては烟管を口から引き出し、匂ひの善い烟に鼻のあたりで環を書かせ、物体もつたいらしくうなづいて、その腹からの大賛成を表します。
新浦島 (新字旧仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)