“毱”の読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
まり100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして雑草を踏みしだいて駈け廻ったり、ゴムまりをはるばると投げ上げたりする輝かしい遊びからも彼はすっかり遠ざかってしまった。
青草 (新字新仮名) / 十一谷義三郎(著)
染八の肩から、こう蹴鞠けまりまりのような物体ものが、宙へ飛びあがり、それを追って、深紅の布が一筋、ノシ上がった。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
スポーンと紅葉こうようしげりへおちた梅雪ばいせつのからだは、まりのごとくころがりだして、土とともに、ゴロゴロと熊笹くまざさがけをころがってきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
悠々とゴムまりを拾ったり何かしているので、相手がコートにい付いて笑っているが、それでもまだわからない。
ビール会社征伐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
(これで勝負は片付いた)宗三郎の体まりのように、駕籠の中へ飛び込んでしまったのである。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と云いながら、阿斗の体を、まりのように草むらへほうり投げた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それつきりですよ。四人の女を相手に、昔ばなしをしたり、まりをついたり、草双紙くさざうしを讀んだり、綾取りをしたり、雨降り續きでお客がないから、何しろ退屈でせう、——頬つぺたを嘗められたのはおまけですが、三度々々が店屋物てんやもの、店は閉めたも同樣、日が暮れると一本つけて貰つて、たうとう二日三晩暮してしまひましたよ——尤も、何べんか歸らうとしたけれど、よくまア、毎日降りましたね。