“記入”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きにゅう42.9%
きにふ28.6%
かきい14.3%
かきいれ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで一同は、作戦をこらすために、かたすみへって凝議ぎょうぎをしたうえ、おのおの国籍こくせき本名ほんみょうをあからさまに記入きにゅうしてやった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鶴見臺つるみだい各所かくしよに、地名表ちめいへうには遺跡ゐせきとして記入きにふあるが、實際じつさいおいて、破片はへん一箇ひとつ見出みいださぬ貝塚かひづかすくなくない。(大發掘だいはつくつはせぬが)
と声を掛けて、奥様が入つて来たのは、それから二時間ばかりつてのこと。丑松の机の上には、日々にち/\思想かんがへ記入かきいれる仮綴の教案簿なぞが置いてある。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
委細わからずに、まずこの細字の記入かきいれが、重大なる手がかりを与えたかの如く、主膳を狂喜させました。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)