“鈍刀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なまくら90.0%
どす5.0%
どんとう5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「よしっ、買ッた。そう見くびられちゃあ、こッちも意地だ。買わずにゃおかねえ。だがよ、おい。まさか鈍刀なまくらじゃアあるめえな」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鈍刀どすだ、腕もねえ——さ、口中だ。歯並び、舌の引釣り、せいがあるぞ。」
その間から、鈍刀どんとうかして、気長にのたくらせたように見えるのが海の色だ。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)