“結晶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けっしょう66.7%
けつしやう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
塩製造当番が、また一つふえた、そして、だんだんやっているうちに、白い大きな結晶けっしょうした塩ができるようになった。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
(水ではないぞ、また曹達ソーダや何かの結晶けっしょうだぞ。いまのうちひどくよろこんでだまされたとき力をおとしちゃいかないぞ。)
インドラの網 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
組込くみこみの三きやくすゞくわんに、結晶けつしやうした酒精アルコールまつたのがつて、これ普通ふつう汽車中きしやちうかすうつわである。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そもそじう歩兵ほへいいのちである。軍人精神ぐんじんせいしん結晶けつしやうである。歩兵ほへいにとつてじうほど大事だいじものはない。場合ばあひつてはそのからだよりも大事だいじである。たとへば戰場せんぢやうおい我々われわれ負傷ふしやうする。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)