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結晶
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けっしょう
ふりがな文庫
“
結晶
(
けっしょう
)” の例文
塩製造当番が、また一つふえた、そして、だんだんやっているうちに、白い大きな
結晶
(
けっしょう
)
した塩ができるようになった。
無人島に生きる十六人
(新字新仮名)
/
須川邦彦
(著)
(水ではないぞ、また
曹達
(
ソーダ
)
や何かの
結晶
(
けっしょう
)
だぞ。いまのうちひどく
悦
(
よろこ
)
んで
欺
(
だま
)
されたとき力を
落
(
おと
)
しちゃいかないぞ。)
インドラの網
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
寒
(
さむ
)
い、
寒
(
さむ
)
い
天気
(
てんき
)
の
日
(
ひ
)
などは、
朝
(
あさ
)
から
晩
(
ばん
)
まで、その
霜柱
(
しもばしら
)
が
解
(
と
)
けずに、ちょうど六
方
(
ぽう
)
石
(
せき
)
のように、また
塩
(
しお
)
の
結晶
(
けっしょう
)
したように、
美
(
うつく
)
しく
光
(
ひか
)
っていることがありました。
小さな草と太陽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こう三つのものの
結晶
(
けっしょう
)
が、この刀ではあるまいか。
山浦清麿
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
白
(
しろ
)
い
石
(
いし
)
の
破片
(
はへん
)
に、
他
(
た
)
の
色
(
いろ
)
とまじって、ひときわ
白
(
しろ
)
く
光沢
(
こうたく
)
を
放
(
はな
)
ち、
塩
(
しお
)
などの
結晶
(
けっしょう
)
のように
見
(
み
)
えるのです。
方解石
(
ほうかいせき
)
だけは、
割
(
わ
)
っても、
割
(
わ
)
っても、四
角形
(
かくけい
)
に
割
(
わ
)
れる
特徴
(
とくちょう
)
を
有
(
ゆう
)
していました。
白い雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
緑簾石
(
りょくれんせき
)
もついている。そうじゃないこれは
苔
(
こけ
)
だ。〔いいですか。これは玻璃蛋白石です。温泉から沈澱したのです。
晶洞
(
しょうどう
)
もあります。小さな石英の
結晶
(
けっしょう
)
です。
持
(
も
)
っておいでなさい。〕
台川
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
朝
(
あさ
)
、
太陽
(
たいよう
)
が
上
(
のぼ
)
ると、
母
(
はは
)
ねこは、また
出
(
で
)
かけました。
霜
(
しも
)
が
真
(
ま
)
っ
白
(
しろ
)
に、
雪
(
ゆき
)
のごとく、
屋根
(
やね
)
へ
降
(
お
)
りていました。その
結晶
(
けっしょう
)
が、ちかちかと、
目
(
め
)
をさしたのです。
子
(
こ
)
ねこは、
身
(
み
)
ぶるいしました。
どこかに生きながら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
然るに今日は既にビジテリアン同情派の
堅
(
かた
)
き
結束
(
けっそく
)
を見、その
光輝
(
こうき
)
ある八面体の
結晶
(
けっしょう
)
とも云うべきビジテリアン大祭を、この
清澄
(
せいちょう
)
なるニュウファウンドランド島、九月の
気圏
(
きけん
)
の底に於て
析出
(
せきしゅつ
)
した。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
結
常用漢字
小4
部首:⽷
12画
晶
常用漢字
中学
部首:⽇
12画
“結晶”で始まる語句
結晶体
結晶體