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『癩』
ふりがな文庫
『
癩
(
らい
)
』
新しく連れて來られたこの町の丘の上の刑務所に、太田は服役後はじめての眞夏を迎へたのであつた。暑さ寒さも肌に穩やかで町全體がどこか眠つてでも居るかの樣な、瀬戸内海に面したある小都市の刑務所から、何か役所の都合ででもあつたのであらう、慌ただしく …
著者
島木健作
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約1時間15分(500文字/分)
朗読目安時間
約2時間5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
柔
(
やさ
)
瞬
(
またゝ
)
風
(
ふう
)
補綴
(
つぎ
)
狂人
(
きちがひ
)
眇目
(
すがめ
)
饐
(
す
)
飽氣
(
あつけ
)
音
(
ね
)
診
(
み
)
老人
(
としより
)
節約
(
しまつ
)
一
(
ひと
)
燒傷
(
やけど
)
汗疣
(
あせも
)
怪訝
(
けげん
)
得體
(
えたい
)
型
(
タイプ
)
咽喉
(
のど
)
一度
(
ひとたび
)
題名が同じ作品
癩
(新字新仮名)
/
島木健作
(著)