つづま)” の例文
『郷土研究』巻四と『日本及日本人』去る春季拡大号へ出した拙文に大概説き置いたから、なるべく重出を省いてつづまやかに述べよう。
此が次第につづまつて行つて、神人問答の唱和相聞カケアヒの短詩形を固定させて来た。久しい年月は、歌垣のニハを中心にして、さうした短いうたを育てた。
それはどうして矯正きょうせいするかという問題はまずこのくらいにして、この講演の冒頭に述べた己のためとか人のためとかいう議論に立ち帰ってそのつづまりをつけてこの講演を結びたいと思います。
道楽と職業 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
つまりは、元々一文章の大部分を占めて居た部分が小さくつづまり、其が新しい意義に甦つたことになるのである。
日本文章の発想法の起り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)