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約
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つま
ふりがな文庫
“
約
(
つま
)” の例文
是非来月で無ければ成らないと云う訳もありませんから、
約
(
つま
)
り
貴下
(
あなた
)
や市郎さんの
思召
(
おぼしめし
)
次第で……妾の方は
何方
(
どちら
)
でも
宜
(
よろ
)
しいのです。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
かつて深川で
左褄
(
ひだりづま
)
を取っていた師匠は、万事ゆったりしたこの町の生活気分が気に入り、大弓場の片手間に、昔し覚えこんだ清元の稽古をして
約
(
つま
)
しく暮らしているのだったが
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
いわゆる大衆物はやはり相応に流行して読まれたが、生活が
約
(
つま
)
しかったのと多少の閑があったのとで、買うよりは貸本屋から借りては面白いものは丸写しか抜写しをしたものだ。
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
約
(
つま
)
りわたしから師匠の小翫にたのんで、師匠から照之助に話して貰って、照之助をこの御下屋敷へ呼ぼうと云うのでございます。
三浦老人昔話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ねえ、
阿父
(
おとっ
)
さん。外国でも遠い田舎へ行くと、
種々
(
いろいろ
)
不思議な話があるそうで……。
約
(
つま
)
り一種の迷信ですね。ここの山𤢖なんて云うものも
矢
(
や
)
はり
其
(
そ
)
の一つでしょう。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
約
(
つま
)
り若旦那がお前と密通していて、お前が心中を仕掛けたと云うことになる。そうすれば、若旦那も離縁になる。それがお店の為でもあり、お嬢さんの為でもある。
黄八丈の小袖
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
どっちもひどく
約
(
つま
)
しい人間で、木賃宿にごろごろして、三度の飯さえとどこおりなく食っていればいいという風でしたから、江戸に暮らしていても幾らもかかりゃしません。
半七捕物帳:18 槍突き
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
いずれ近所の人の児であろうと、
明
(
あく
)
る朝
方々
(
ほうぼう
)
へ問い合わして見たが、この
駅
(
しゅく
)
では
小児
(
こども
)
を
奪
(
と
)
られた者は
一人
(
ひとり
)
も無い。隣村にも無い。
約
(
つま
)
り
何処
(
どこ
)
から持って来たのだか判らずに
了
(
しま
)
った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
女ふたりが幾ら
約
(
つま
)
しく暮らしていても、居喰いでは長く続こう筈もない。
平造とお鶴
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“約”の意味
《名詞》
(ヤク) 約束すること。とりきめ。誓い。
(ヤク) 縮めたもの。短縮すること。
(ヤク) 約音の略称。
《動詞》
約する(ヤク-す、ヤク-する サ変動詞)
(ヤク) 約束する。
(ヤク) つづめる。縮める。短縮する。
(ヤク) 約分する。
(出典:Wiktionary)
約
常用漢字
小4
部首:⽷
9画
“約”を含む語句
誓約
倹約
大約
契約
約束
約定
節約
盟約
儉約
要約
約翰
倹約家
婚約
隠約
違約
新約全書
破約
約百
綽約
新約聖書
...