“ささら”のいろいろな漢字の書き方と例文

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

材は松板を刳（く）ったものでありますが、茶人だったら塵取（ちりとり）にでも取り上げるでしょう。荒物屋ではまた簓（ささら）のような茶筅（ちゃせん）を売ります。

手仕事の日本 (新字新仮名) ／柳宗悦(著)

なかんずく灰吹（はいふき）の目覚しさは、……およそ六貫目掛（がけ）の筍（たけのこ）ほどあって、縁（へり）の刻々（ささら）になった代物、先代の茶店が戸棚の隅に置忘れたものらしい。

星女郎 (新字新仮名) ／泉鏡花(著)

第二軍の大将金沢貞冬は——河内讃々良（ささら）から高野街道を南へと。

私本太平記：04 帝獄帖 (新字新仮名) ／吉川英治(著)

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