青春わかさ)” の例文
老齢とは言いじょう師匠の面にはその翳さえみえず、その眼に籠っているものが年どし青春わかさを加えているように見える。
痀女抄録 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
コノール (なげくように)生命……生命……生命は、永久に、いつでも、青春わかさと愛と美を殺してしまう。
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
デュアック 王さま、あなたは青春わかさをお殺しなされました、愛も、美も、お殺しなされました。
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
デュアック ネサはあまりにお美しくて、心を痛めずにお顔を見ることが出来た人はすくなかったと申します。そのお眼の中には青春わかさが夢みておりました、老人どもは何時も振り返って眺めました。
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)