“せいしゆん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
青春75.0%
成俊12.5%
西駿12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其上世間せけんの小説に青春せいしゆん時代の修辞には、多くの興味を持つてゐなかつた。代助の言葉が、三千代の官能にはなやかな何物をも与へなかつたのは、事実であつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
第二は初代池田瑞仙の曾祖父嵩山正直すうざんまさなほ、初代瑞仙は誤つてこれを祖父とした。此嵩山正直の弟成俊せいしゆんの玄孫水津すゐづ氏某女の有してゐた所の系図である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
藤枝冡荷溪ふぢえだのちようかけいは碧字風曉へきあざなはふうげうなり才調獨絶さいてふひとりぜつす工畫能詩ゑをたくみにししをよくす。(中略)於詩意期上乘しのいにおけるじやうじようをきす是以生平所作ここをもつてせいへいつくるところは多不慊己意おほくおのれのいにあきたらず撕毀摧燒せいきさいせうして留者無幾とゞめしものいくばくもなし。」菊池五山は西駿せいしゆんの知己二人として、荷溪と苾堂とを並記してゐる。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)