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にびいろ
ふりがな文庫
“にびいろ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
鈍色
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鈍色
(逆引き)
夜目にもそれと知れる
鈍色
(
にびいろ
)
の小狩衣を薄手に着こなし、葡萄牙渡りの
悪魔
(
でもん
)
の面甲をつけた男があらわれたと見るうちに、潜戸から行子が走りだしてきて
うすゆき抄
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
雨の日の暮れ易い空は、いつかもうどす黒い夕闇がのしかかって、沼の水ばかりが
鈍色
(
にびいろ
)
に光っていた。
殺生谷の鬼火
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
森も畑も見渡すかぎり真青になって、
掘立小屋
(
ほったてごや
)
ばかりが色を変えずに自然をよごしていた。
時雨
(
しぐれ
)
のような寒い雨が閉ざし切った
鈍色
(
にびいろ
)
の雲から
止途
(
とめど
)
なく降りそそいだ。
カインの末裔
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
にびいろ(鈍色)の例文をもっと
(24作品)
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