“口臙脂”の読み方と例文
読み方割合
くちべに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつは近年その附近に銀山が拓かれるとか云うので、土地は漸次しだいに繁昌にむかい、小料理屋のようなものも二三軒出来て、口臙脂くちべにの厚い女がんな唄を謡う様になった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
豆菊は、笹色ささいろに光る口臙脂くちべにから、その紅さを、顔じゅうにちらして
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)