“日輪草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひまわりそう60.0%
にちりんそう20.0%
ひまわり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実だけが真黒まっくろくなって竹垣によりかかって立っている日輪草ひまわりそうをびっくりさせて、垣根の竹の頭で、ぴゅうぴゅうと、笛をならしたりしました。
玩具の汽缶車 (新字新仮名) / 竹久夢二(著)
かの女は断髪だんぱつもウエーヴさえかけない至極しごく簡単なものである。およそ逸作とは違った体格である。何処どこにも延びている線は一つも無い。みんな短かくてくくれている。日輪草にちりんそうの花のような尨大ぼうだいな眼。
かの女の朝 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
けれど出窓のところに紅雀べにすずめがいたり、垣根のわきに日輪草ひまわりが咲いていたりすると、きっと立止って、珍らしそうに眺めたり、手に触れるものは、きっと触って見るのでした。