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『玩具の汽缶車』
ふりがな文庫
『
玩具の汽缶車
(
おもちゃのきかんしゃ
)
』
お庭の木の葉が、赤や菫にそまったかとおもっていたら、一枚散り二枚落ちていって、お庭の木はみんな、裸体になった子供のように、寒そうに手をひろげて、つったっていました。 つづれさせさせはやさむなるに あの歌も、もう聞かれなくなりました。北の山の …
著者
竹久夢二
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
大
(
おおき
)
好
(
よ
)
雁
(
がん
)
下坂
(
くだりざか
)
平地
(
ひらち
)
玩具
(
おもちゃ
)
真黒
(
まっくろ
)
眼
(
め
)
膝
(
ひざ
)
菫
(
すみれ
)
薪
(
まき
)
裸体
(
はだか
)
貰
(
もら
)
路
(
みち
)