“ひまはり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
向日葵95.5%
蜀葵4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古来偉大なる芸術の士は皆この独自の眼光を有し、おのづから独自の表現を成せり。ゴツホの向日葵ひまはりの写真版の今日こんにちもなほ愛翫あいぐわんせらるる、あに偶然の結果ならんや。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
卯平うへいがのつそりとおほきな躯幹からだてたそば向日葵ひまはりことごとそむいて昂然かうぜんとしてつてる。向日葵ひまはりつぼみ非常ひじやうふくれて黄色きいろつてから卯平うへいゑたのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
含羞草おじぎさうの情あるが如き、蓮花の雨を知るの智あるが如き、蜀葵ひまはりの日を悦ぶが如き、貝殼草や木芙蓉や其の他の多くの草花が、自ら調節して開閉するが如き
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)