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金牌
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きんぱい
ふりがな文庫
“
金牌
(
きんぱい
)” の例文
二三年前、O市に水産共進会があって、その際、
金牌
(
きんぱい
)
を
獲
(
か
)
ち得たこの金魚の名品が試験所に
寄附
(
きふ
)
されて、大事に育てられているのだ。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
審査員は欧米各国の著名な工藝家や美術館員たちでありましたが、
金牌
(
きんぱい
)
を得たのは実にこの安土瓶で、誠に興味深いことに思いました。
益子の絵土瓶
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
其日校長の演説は忠孝を題に取つたもので、例の
金牌
(
きんぱい
)
は胸の上に懸つて、
一層
(
ひとしほ
)
其風采を教育者らしくして見せた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
科学国の文化への貢献という立場から見れば、むしろ、このほうが帝展で
金牌
(
きんぱい
)
をもらうよりも、もっともっとはるかに重大な使命であるかもしれないのである。
火事教育
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
むずかしい本がある。下らぬ本がある。古びた本がある。読めそうもない本がある。そのほかにカーライルの八十の誕生日の記念のために
鋳
(
い
)
たという
銀牌
(
ぎんぱい
)
と
銅牌
(
どうはい
)
がある。
金牌
(
きんぱい
)
は一つもなかったようだ。
カーライル博物館
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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是主義で押通して来たのが遂に成功して——まあすくなくとも校長の
心地
(
こゝろもち
)
だけには成功して、功績表彰の文字を彫刻した名誉の
金牌
(
きんぱい
)
を授与されたのである。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
つまり言わば某陶工が帝展において
金牌
(
きんぱい
)
を獲たときにその作品に使われた陶土の採掘者が
空想日録
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
“金牌”の意味
《名詞》
金 牌(きんぱい)
賞の記念などで与えられる金製または金メッキの楯・メダル。
(出典:Wiktionary)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
牌
漢検準1級
部首:⽚
13画
“金”で始まる語句
金
金色
金子
金盥
金持
金剛石
金襴
金槌
金箔
金魚