“へんとうせん”の漢字の書き方と例文
語句割合
扁桃腺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの女は看護婦でね、僕が去年の春扁桃腺へんとうせんわずらった時に——まあ、そんな事はどうでも好い、とにかく僕とあの女とは、去年の春以来の関係なんだ。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
余は扁桃腺へんとうせんを苦しめられている。昨夜の埃臭い霧が咽喉のどを冒したのである。今は十二時。(一一、一五)
扁桃腺へんとうせんとかで倒れるのが例で、中学から上の学校へ入るのに、二年もつづいて試験の当日にわかに高熱を出して、自動車で帰って来たりして、つい入学がおくれ
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)