“もも”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:モモ
語句割合
37.4%
32.4%
21.5%
6.4%
百々0.9%
0.9%
太股0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不良少女のはその腰からもものあたりにも緊張味がなく、膝の関節の曲り加減が、急ぐともなく、ゆっくりするともなく見える。
東京人の堕落時代 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
十五年二月廿二日御当家御攻口おんせめくちにて、御幟を一番に入れ候時、銃丸左のももあたり、ようよう引き取り候。
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
それは先が喇叭ラッパ形に開いていて、ももの半分ぐらいまでも埋まってしまう、純護謨製ピュアー・ラバーの園芸靴だった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
のみならず本を開かぬ時にも替天行道の旗や景陽岡の大虎や菜園子張青のはりった人間のももを想像した。
山姥やまうばももの木にがたをつけはじめたのをて、きょうだいは心配しんぱいになってきました。
物のいわれ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
その結果見付け出したのが、枝からもぎ取ったばかりの、桃の実のようなナイーヴな娘、その名もおももの方というのでした。
「もちろんです、総監閣下。メリー号の竜骨りゅうこつをつかむためには、ももひろの底へもぐってもいいと思っています」
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ここを以ちてももつかさまた、天の下の人ども、みな輕の太子に背きて、穴御子みこ一五りぬ。
毎日繰り返される内々のあいさつは、礼儀という重い一面をかなぐり捨てゝいる。乃婦のぶ百々もも子の口が同時に機械的に開く。
火の扉 (新字新仮名) / 岸田国士(著)
「まあ、百々ももちゃんはえらいんですよ。私がつれて避難して来る時に、若し、南軍に掴まったら、どうするかってきくとね、おッ母さんと一緒に剃刀かみそりでのどをかき切って死ぬるッて云うんですよ。」腹にボテのある呉服屋のお上は、一人だけ得意げに癇高く喋っていた。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
またこれを覚る、奴食を催すうたた急なり、然、計を決しももち大いにんで烏竜とう、狗声に応じ奴を傷つく、奴刀を失し伏して地に倒る
劉表はすぐ顔を振った。左のももをなでながら、顔をしかめて、
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そいつが出刃包丁でばぼうちょうくわえた女の生首なまくび刺青ほりものの上に、俺達の太股ももぐらいある真黒な腕を組んで、俺の寝台ねだいにドッカリと腰をおろしてをグッとき出したもんだ。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)