“百々(もも)” の例文
まあ、百々(もも)ちゃんはえらいんですよ。私がつれて避難して来る時に、若し、南軍に掴まったら、どうするかってきくとね、おッ母さんと一緒に剃刀(かみそり)でのどを
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
農地開発の仕事でボルネオに居り、かくいう次女の百々(もも)子は、徴用で行った名古屋の工場で、冬まで寝こんでしまい、渋谷の奥のバラックの借家で、一家五人の顔が合ったのは、それからまた
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
乃婦(のぶ)と百々(もも)子の口が同時に機械的に開く。
火の扉 (新字新仮名) / 岸田国士(著)