“百々”の読み方と例文
読み方割合
もも100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まあ、百々ももちゃんはえらいんですよ。私がつれて避難して来る時に、若し、南軍に掴まったら、どうするかってきくとね、おッ母さんと一緒に剃刀かみそりでのどを
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
農地開発の仕事でボルネオに居り、かくいう次女の百々もも子は、徴用で行った名古屋の工場で、冬まで寝こんでしまい、渋谷の奥のバラックの借家で、一家五人の顔が合ったのは、それからまた
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
乃婦のぶ百々もも子の口が同時に機械的に開く。
火の扉 (新字新仮名) / 岸田国士(著)