“ふともも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
太腿58.4%
太股36.4%
大腿5.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さっきの狩犬の一頭が、ひらりと茶まだらな尾をふるったかと思うと、次郎はたちまち左の太腿ふとももに、鋭いきばの立ったのを感じた。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
わけて弟のほうは、その太股ふともも飛天夜叉ひてんやしゃ刺青いれずみを持ち、嶺を駆ければ、鹿しかおおかみは影をひそめ、鳥も恐れ落ちなんばかりな風があった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここで、くだんの若い英吉利イギリス紳士の頭に、ちょいとまくった女袴スカアトの下からちらと覗いてる巴里の大腿ふとももが映画のように flash したに相違ない。