“ふともも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
太股48.1%
太腿44.4%
大腿7.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その刹那せつなに「おじ様、お相手」と叫んで、前髪の七之丞が電光のごとくに飛んで出て、又七郎の太股ふとももをついた。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「モット落着いて……馬の腹を覘え、馬の腹と人の太股ふとももを打ちく気組みで……まだまだ、ズット近くへ来た時でいい」
まっさきに進んだ真木島まきのしまの十郎が、太腿ふともも箆深のぶかく射られて、すべるようにどうと倒れる。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
さっきの狩犬の一頭が、ひらりと茶まだらな尾をふるったかと思うと、次郎はたちまち左の太腿ふとももに、鋭いきばの立ったのを感じた。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
左の腕を切断され、右の大腿ふとももを砕かれ、死人のごとく横たわっているイワノウィッチの上で、露独の烈しい砲火がわされたのであった。
勲章を貰う話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ここで、くだんの若い英吉利イギリス紳士の頭に、ちょいとまくった女袴スカアトの下からちらと覗いてる巴里の大腿ふとももが映画のように flash したに相違ない。