“げざん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下山85.7%
見參14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここも、小幡民部こばたみんぶ蔦之助つたのすけ小文治こぶんじの三人が、ひそかに、間道かんどうからかげをかくして、三方みかたはらへ立っていったのちに、ぜったいに部下をのぞかせずに、三人の下山げざん秘密ひみつにしていたところ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここで降り出されては困ると思って、三人はすこし足を早めて下山げざんの路にさしかかると、何を見たかお袖は俄かに立ちどまった。彼女は無言で母の袖をひくと、お琴も立ちどまった。
半七捕物帳:55 かむろ蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
男を見れば女を見る。今富木どのに見參げざんつかまつれば、あまごぜんをみたてまつるとをばう。