“小濱”のいろいろな読み方と例文
新字:小浜
読み方割合
をはま40.0%
おはま20.0%
をばま20.0%
こはま20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここを以ちてこの二神ふたはしらのかみ、出雲の國の伊耶佐いざさ小濱をはまに降り到りて、十掬とつかの劒を拔きて浪の穗に逆に刺し立てて、その劒のさきあぐて、その大國主の神に問ひたまひしく
そこでこのお二方の神が出雲の國のイザサの小濱おはまに降りついて、長い劒を拔いて波の上に逆樣にし立てて、その劒のきつさきに安座あぐらをかいて大國主の命にお尋ねになるには
まことに知る、鏡を懸け珠を吐きたまひて、百の王相續き、劒ををろちを切りたまひて、萬の神蕃息はんそくせしことをやすかははかりて天の下をことむけ、小濱をばまあげつらひて國土を清めたまひき。
靜岡しづをかから、すぐに江尻えじり引返ひきかへして、三保みほ松原まつばら飛込とびこんで、天人てんにん見參けんざんし、きものをしがるつれをんなに、羽衣はごろも瓔珞えうらくをがませて、小濱こはま金紗きんしやのだらしなさを思知おもひしらさう、ついでに萬葉まんえふいんむすんで
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)