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みまゐ
いかで
見むとて
寢もやらず、
美しき
懷より、かしこくも
密と
見參らすれば、
其の
上に
尚ほ
女夫雛の
微笑み
給へる。それも
夢か、
胡蝶の
翼を
櫂にして、
桃と
花菜の
乘合船。
又苦の
世の
中やと
我身に
比べて
最憐がり
心の
限り
慰められ
優子眞實たのもしく
深くぞ
染めし
初花ごろも
色には
出じとつゝみしは
和女への
隔心ならず
有樣は
打明てと
幾たびも
口元までは
出しものゝ
恥かしさにツイ
云ひそゝくれぬ
和女はまだ
昨日今日とて
見參らせし
事も
無きならんが
婢女どもは
蔭口にお
名は