“見違”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みちが58.3%
みちげ12.5%
みそ8.3%
みちがえ8.3%
みそれ4.2%
みち4.2%
みまご4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うちよりけておもていだすは見違みちがへねどもむかしのこらぬ芳之助よしのすけはゝ姿すがたなりひとならでたぬひとおもひもらずたゝずむかげにおどろかされてもの
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
誰だってえかくなって見違みちげえたね、屋敷姿は又別だね、此処こゝを斯ういう塩梅あんばいに曲げて、馬糞受まぐそうけ見たように此処にぺら/\下げて来たっけね、今日のあたまア違って
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
賤「ちょいと新吉さんですか、私は誠にお見違みそれ申しましたよ、たしか深川櫓下の紅葉屋へ貸本を脊負ってお出でなすった新吉さんでは有りませんか」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
助「おゝそうか、文吉か、見違みちがえるように成った、もうどうも成らなかったが辛抱するか」
春「私はね、もうねお屋敷へ一度参った事がございますがね、其の時分は幼少の時で、まアお見違みそれ申しました、まだ貴方のお小さい時分でございましたからさっぱり存じませんで、大層お立派におなり遊ばしたこと、お幾才いくつにおなり遊ばした」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
旦那様もお身形みなりが変りお見違みちげえ申すようになりました、誠にまアあんたもおふけなさいました
「いかさま見違みまごふべきもあらぬ黒衣なり。彼奴きゃつ松の幹に登らんとして登り得ぬは、思ふに今まで金眸が洞にありて、酒を飲みしにやあらん。引捕ひっとらへて吟味せば、洞の様子も知れなんに……」
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)