“幾才”の読み方と例文
読み方割合
いくつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幾才いくつだと思ふのさ! 着物と云へば絣ばかしで、袴なんぞはきこんで——妾が、それぢや一処に歩くのも厭だ! と云つたら、今度は、そんな洋服一点張りで、尚更厭だわ
小川の流れ (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
春「私はね、もうねお屋敷へ一度参った事がございますがね、其の時分は幼少の時で、まアお見違みそれ申しました、まだ貴方のお小さい時分でございましたからさっぱり存じませんで、大層お立派におなり遊ばしたこと、お幾才いくつにおなり遊ばした」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
甚「おめえ幾才いくつだ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)