“見(や)” の例文
「左様(さい)で、ござりません。仁丹が可(よ)うござりますやろ。」と夕間暮(ゆうまぐれ)の薬箪笥(くすりだんす)に手を掛ける、とカチカチと鳴る環(かん)とともに、額の抜上った首を振りつつ大(おおき)な眼鏡越にじろりと見(や)る。
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)