“見(みれ)” の例文
聞ば藤澤第一番の旅籠屋(はたごや)にて大津屋の後家(ごけ)お勇(ゆう)と云者なりとのことに重四郎は彼お勇を能々(よく/\)見(みれ)ば歳(とし)は三十歳(みそじ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
宿(やど)したれど人に知らせず婆が許(もと)へ呼取(よびとり)しも太守樣の若君樣が御胤(おたね)なれば竊(ひそ)かに御男子が御出生あれと朝夕(あさゆふ)神佛(かみほとけ)へ祈(いの)る甲斐(かひ)にや安産せしは前にも云へる如く御身と年月刻限(こくげん)まで同じ寶永二年の三月十五日夜(よる)の子刻(ねのこく)なりき取揚(とりあげ)見(みれ)ば玉の如き男子なれば娘やばゝが悦(よろこ)びは天へも上(のぼ)る心地なりしが悦ぶ甲斐もあら情(なさけ)なや御誕生(ごたんじやう)の若君は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)