“御音吐”の読み方と例文
読み方割合
ごおんと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むしろ——義貞死ス——との悲報が入ってからの後醍醐は、つねにもまさるような御音吐ごおんとで、夜もおそくまで、終日ひねもす、人々の意見をちょうしては、次の挽回策に、心身のお疲れも忘れているかのようだった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)