“いろね”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
色音	25.0%
兄	25.0%
声音	25.0%
色調	25.0%

色音

色音（いろね）は絶（た）えつ、——醉（ゑ）ひざまの心（こゝろ）あがりに

白羊宮 (旧字旧仮名) ／ 薄田泣菫、薄田淳介(著)

慣（な）れし色音（いろね）に聞（き）きとれつ。

白羊宮 (旧字旧仮名) ／ 薄田泣菫、薄田淳介(著)

兄

一柱の御子和知都美（わちつみ）の命は、淡道（あはぢ）の御井（みゐ）の宮^三にましき。かれこの王（みこ）、女（むすめ）二柱ましき。兄（いろね）の名は繩伊呂泥（はへいろね）、またの名は意富夜麻登久邇阿禮（おほやまとくにあれ）比賣の命、弟（いろと）の名は繩伊呂杼（はへいろとど）なり^四。

古事記：02 校註　古事記 (その他) ／ 太安万侶、稗田阿礼(著)

声音

ああ、耳に鈴（すず）の清（すず）しき、鳴りひびく沈黙（しじま）の声音（いろね）。

邪宗門 (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

色調

向うの二階の方から聞えてくるものの音に、しんみりと聞き耽（ふ）けっていたのが、いま目前に浮びあがって、その音曲（おんぎょく）の色調（いろね）を楽しみ繰出している——

大橋須磨子 (新字新仮名) ／ 長谷川時雨(著)