“声柄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こえがら80.0%
こゑがら20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
照「私はの時は元服前で見忘れたろうが、私は何うも見た様だと思い、お前が口を利く声柄こえがらで早く知れましたよ」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
声柄こえがらも十六、七の娘のような、何処どことなくあどない事をも、重吉はこの時始めて心づいた。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
男はあとを言ひさしたまゝ、おい/\声を立てて泣き入つてゐるが、声柄こゑがらにどこか聞覚えがあるやうに思つて、そつと襖を細目に押しあけて覗いてみた。そして飛上るばかりに吃驚びつくりした。