“こはね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
声音33.3%
聲音33.3%
声言16.7%
小翅16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことさへぐ何の楽しみ争ひて声音こはね高きが多くぢつつ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
片折戸かたをりどしづかにおとなふはきゝなれし聲音こはねなり、いとくりやのかたにこゑをかけて、たま雪三せつざうまゐりたりとおぼゆるに、燈火ともしびとくと命令いひつけながら、ツトたちかどかたうちやりしが、やみにもしるきしろげて
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あゝ、恋人の夜の声言こはねは、白銀の鈴のやうにやさしうて、聞けば聞くほどなつかしい!
文章その他 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
母よ母よ早くしませ小翅こはねふりて御前の飯に蠅のたかるを
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)